レーシック難民のリスク?レーシック手術の失敗率とは?

レーシック手術の技術は、昔とは比べ物にならないぐらい発達しています。昔は角膜にフラップを作る際も刃物でスライスしていましたが、現在はレーザーでの手術が主流。コンピューター制御で行うため失敗もほぼなく、安全に手術を行えます。しかし手術後まれに不具合が起こる人が発生し、そうした人達はレーシック難民と呼ばれています。レーシック難民にならないためのポイントを詳しくまとめました。

目次

レーシック手術で不具合が…レーシック難民とは?

2000年に厚生労働省が認可してから、日本でも一気に広がったレーシック手術。広がるにつれここ数年耳にするようになった言葉に、レーシック難民というものがあります。レーシック手術はもともと安全な手術なのですが、まれに手術後に後遺症がみられる人がおり、そうした人達をレーシック難民と呼ぶようになったそう。これからレーシック手術を受けようとしている人にとっては気になるトピックかと思いますが、レーシック難民の実態とは?

レーシック難民の実態

慶應義塾大学医学部眼科学教室の調査によると、レーシック手術の件数は、一番多かった2008年には45万件にも登っています。(参考URL:慶應義塾大学医学部眼科学教室「屈曲矯正手術の現状」 http://www.gankaikai.or.jp/press/20160616_3.pdf)2013年に実施された、医院やクリニックへのアンケートによると、手術件数は7万件超へと落ち着きを見せているようです。

しかし手術を受けた人の中には、パソコンや室内灯を過度にまぶしく感じたり、近くのものが見えにくくなる過矯正になったり、角膜の感染症で視力が落ちたりと、不具合を感じている人が少なからずいて、こうした人達はレーシック難民と呼ばれています。難民という名前は、不具合を解決しようとしても治療が難しく、様々な医療機関を転々とするさまからついたそう。今や被害者の会などの、市民団体までできているほどです。

レーシック難民になりやすいタイプはある?

記憶に新しいレーシック難民関連のニュースとしては、2009年に銀座眼科というクリニックで起こった事件が挙げられます。これはレーシック手術を受けた67名もの患者が、感染性結膜炎にかかってしまったという事件で、原因はこのクリニックの機器の衛生管理が徹底されていなかったことでした。この事件を機会に、レーシック手術は危ないという印象を持ってしまった人も多いかもしれません。

感染症はクリニックの器具の取り扱いに問題があることが原因となりますが、不具合が出やすい人のタイプもあるのでしょうか?過矯正で肩こりや疲れ目などの不具合が発生するケースでは、もともと眼鏡やコンタクトレンズで矯正していた視力よりも矯正の強度を高めた人が多いようです。あと円錐角膜という病気により、角膜が薄く、前に突出する症状がみられる場合には、レーシック手術は向いていないとされています。

レーシック手術の失敗率とは

慶應義塾大学医学部眼科学教室の「屈曲矯正手術の現状」内アンケートによると、 レーシック手術を受けた人のうち約15%が不満を訴えているそう。これをそのまま手術の失敗率とは呼べませんが、追加手術件数が0.7%発生したという調査結果もあることから、レーシック手術においては失敗率がゼロとは言い切れないのが現状のようです。

レーシック手術は美容系のクリニックが多数参入しているジャンルで、過当競争気味。そのため安価な価格設定を売り物にするクリニックも現れています。視力を過度に高めることを強調するクリニックもあり、その結果過矯正となって、遠くのものはよく見えても近くのものが見えない状態になってしまった人も。誇大広告的な視力矯正を謳うクリニックには、気をつけた方がよいかもしれません。

レーシック難民にならないためのポイント

レーシック手術後の不具合が起こらないようにし、レーシック難民にならないためにはどうしたらよいのでしょうか。気をつけるべきポイントや、クリニック選びのポイントをご紹介します。

まずは信頼できる医院選びから

レーシック手術を受けるなら、信頼できるクリニックを見つけたいもの。そのためには、手術前のカウンセリングや検診が丁寧に行われているかどうかをチェック。というのはレーシック手術に向かない人もいるため、それを見つけ出すためには検診が不可欠だからです。もちろんアフターケアがしっかりしていることも必要ですし、不具合が発生した際再度治療をしてくれる、長期の保障があるクリニックも安心です。

症例数が多いことも安心につながりますが、むしろ注目すべきは感染症を防ぐための機器の管理状態の良し悪しかもしれません。クリーンルームを採用したり、管理がきちんとしていて院内での感染症発生数がゼロであることを謳うクリニックもありますので、ホームページやパンフレットなどで確認しておきましょう。

口コミもきちんとチェック

銀座眼科の事故以来、感染症防止に注意を払っている旨をホームページに明記しているクリニックが増えました。それ自体はよいことではありますが、口コミもチェックして実態についても調べておいた方がよいでしょう。

口コミで確認したいのは機器の管理や技術の確かさもですが、手術後に不具合があった時にどのような対応をしているかという点です。中には手術後の検診を他院に任せるクリニックや、不具合を訴える患者を簡単に転院させるクリニックもあるとのこと。問題が起こった時の対応こそ、クリニックの良心が問われるのではないでしょうか。

手術前に適応検査を

手術前には、ほとんどのクリニックがカウンセリングや検診を行っていますが、レーシック手術がその人に向いているのかどうか、適応検査を行ってくれるクリニックはなお安心です。それによりレーシック手術に向いていないと解った人には手術を勧めるべきではないですし、手術を行ったとしてもレーシック難民になる確率が上がる可能性があります。手術前にどのような段階を経て適応性をチェックしているのか、よく確認を。

適応検査ではどのようなことをするかというと、既往症やコンタクトレンズ・眼鏡の使用歴を問診でチェック後、角膜が屈折する力や厚みや形を検査して、レーシック手術に対する向き不向きを判断。また、近視や遠視などがどの程度あるのかも調べます。そのためには瞳孔を広げる散瞳剤を点眼してから、視力が正常になるにはどのぐらい矯正すべきかを表す屈折度数を測ります。

また、コンタクトレンズを使用していると検査結果に差し障りがあるので、連続装用タイプやハードレンズの場合、検査の2週間以上前から使用しないよう気をつけましょう。

まとめ

レーシック手術は死亡するような重い合併症は引き起こさないにせよ、わずかであっても不具合を起こす人がいるのは確かなようです。そうしたレーシック難民にならないためにも、クリニックの評判、扱った症例数、機器の衛生管理がきちんとしているかなどをチェックしたいものです。

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