ICLは白内障になりやすい?ICL術後の長期予後について

ICLは白内障になりやすい?ICL術後の長期予後について

近年、視力回復や白内障の治療などで有名となっている「ICL」。レーシックに比べて手術によって受ける角膜へのダメージが少なく、後遺症や合併症のリスクも少ないので、安全性の高い眼科医療となっています。

しかし、手術を受けた患者さんの中には、術後5年後や10年後に白内障を発症しやすいという結果が出ているそうです。ですが、手術を受けた後に白内障になりやすいと言われていたのは、今から約20年前のこと。医療技術は日々進歩していると言われています。この治療が行われるようになってから現在まで、白内障の発症率は変わらないままなのでしょうか?

今回は、ICL術後の白内障の発症率について紹介していきます。視力低下に悩む方の中には、視力回復に効果的と言われるICLを検討している方もいるはずです。とはいえ、同時に安全性に不安を感じているという方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

ICL術後は白内障の発生率が高いって本当?

ICL術後は白内障の発生率が高いって本当?

ICLは芸能人の指原莉乃さんも受けている視力回復に効果的と言われる有名な治療法です。そんなICLには術後に白内障になりやすいと言われているため、治療を検討している方の中には不安を感じている方も多いでしょう。そこで、ここでは術後の白内障の発症率についてまとめてみました。

ICL術後は白内障を発症することがあった

ICLは海外で研究・開発が行われた視力回復治療で、開発に成功するまでの研究期間はさまざまな苦労があったと言われていました。しかし、開発に成功した手術結果では素晴らしい成績を収めることができ、その結果日本でも行える眼科医療となったそうです。

そんなICLですが、手術では角膜を数ミリほど切開して、そこから専用のレンズを挿入することで視力を回復させるという治療法となっています。そのため、角膜を削るレーシックに比べて後遺症や合併症のリスクは大幅に少なくなったので、安全性を高めることができています。

ですが、手術を受けた患者さんの中には合併症として白内障になりやすいと言われ、調査の結果では術後から5年で約5%、10年で約20%弱の発症率であることが報告されています。ちなみに、調査の対象となった患者さんの年齢層は高く、強度の近視だったことから、白内障を発症しやすい傾向にあったと言われています。

レンズが改良されたことで発症率は低下した

上記では合併症として白内障になりやすいとご紹介しましたが、この原因は当時使用されていた専用レンズにあったようです。現在使用されている専用レンズには中央部分に穴が開いているのですが、当時使用されていたものは穴の開いていない専用レンズでした。

どのような違いがあるのかですが、穴の開いていないレンズを挿入すると目の中にある房水の流れを阻害してしまい、それが原因で白内障を発症する可能性があると言われていました。

しかし、改良され中央に穴の開いたレンズを使った手術では、房水の流れを阻害することがなくなり、白内障を発症する可能性が大幅に減ったという結果が出ていると言われています。そのため、従来の手術に比べて現在では白内障になりにくいことがわかっています。

発症リスクは低下したが可能性はゼロではない

発症リスクは低下したが可能性はゼロではない

前章では、現在では白内障になりにくいとご紹介しましたが、絶対に発症しないという保証はありません。患者さんによっては発症してしまうことがあるので、場合によっては術後に白内障を発症してしまう可能性があります。

しかし、ICLの場合は手術で挿入したレンズの脱着が可能なので、もしも白内障を発症した場合でも適切な治療を受けることができます。挿入したレンズを取り出し、白内障の治療を行った後に再びレンズを挿入することで、正常な視力に戻すことが可能です。

そのため、術後に白内障を発症してしまったとしても、安全かつ適切な治療を受けられるのがICLの魅力でありメリットです。ちなみに、導入される前に行われていたレーシックの場合、角膜を削った治療となるため、白内障を発症しても治療ができないと言われています。

現在ではレーシックの医療技術も進化して安全性の高いものになっていますが、将来的なことまで考慮するなら、ICLを受けることをおすすめします。

術後は医師の指示に従うことが大切

手術を受けた場合、術後は目の安全を守るために医師の指示に従うことが大切です。手術では角膜を少しだけ切開し、専用レンズ挿入後は自然治癒にて回復を待ちます。そのため、術後の目には生傷が残った状態なので、細菌やウイルスなどの感染を防ぐために、洗顔や入浴の制限、女性であればメイクをしてはいけないなどの規定があります。

また、飲酒や喫煙も術後から1週間は禁止されるなどがありますし、点眼薬が処方されるので用法用量を守った使用を行わなければなりません。さらに、術後の経過を見るための定期検診には必ず受診することが大切です。

術後に異常は見られないか、角膜は正常に回復しているのかなど、目の状態を確認するために重要な検診です。「特に何も感じないから大丈夫!」と自己判断で検診を受けないというのは危険です。

つまり、これらは手術を受けた後の安全性に関わることなので、白内障の発症に関わらず必ず医師の指示に従った生活を送ることが大切です。ちなみに、術後のよくある質問としてカラーコンタクトレンズの使用可否が挙げられていますが、完全に角膜が回復して医師から問題ないと診断された場合は、使用可能になります。

現在のICLなら白内障になりにくいから安全!

術後に白内障になりやすいと言われていたのは昔の話です。現在では白内障の発症原因の可能性があると言われていた専用レンズが改良され、術後の白内障の発症率は非常に少なくなっています。

つまり、術後は白内障になりにくく、安全性の高い視力回復手術だと言えるでしょう。とはいえ、発症の可能性はゼロではないため、人によっては発症する場合もあります。しかし、白内障になったとしても適切な治療を受けることができるので、安心してICLを受けることができるでしょう。

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