加齢黄斑変性症ってどんな病気?視力低下は起こる?

加齢黄斑変性症ってどんな病気?視力低下は起こる?

人間が情報を得る手段の80%は視覚によるものであることをみなさんは知っていますか?しかし、年齢を重ねるごとにさまざまな眼疾患が起きてしまい、視界不良や視力低下によってこれまで楽しんでいたものができなくなることがあります。

そして、高齢者の発症率が高いと言われる「加齢黄斑変性症」は、数ある眼疾患の中でも厄介とされる病気だと言われています。海外では失明原因の上位となっているほど深刻な疾患と言われ、高齢化が進む日本ではこの疾患に悩む患者さんが増加しているようです。

そこで、この記事では加齢黄斑変性症について、症状や治療法などをご紹介していきます。また、効果的な予防法についてもご紹介しているので、年齢と共に視力や見え方が気になる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

目次

加齢黄斑変性症ってどんな病気?

加齢黄斑変性症ってどんな病気?

加齢黄斑変性症とは、その名の通り加齢によって黄斑に障害が現れる眼疾患です。黄斑は網膜の中心にある小さな組織で、そこに老廃物が溜まる、または出血しやすい新生血管によって障害が発生し、物が見えづらくなる目の病気です。

この眼疾患には大きく分けて「萎縮型」「滲出型」の2種類があり、加齢によって発症しやすいのは萎縮型だと言われています。この場合、加齢が原因で網膜組織が委縮してしまい、網膜と黄斑の両方に障害が現れることで徐々に視力が低下していきます。

一方、滲出型は網膜の下部に新生血管が生じることで、血液に含まれる成分が網膜内に漏れ出してしまう、または出血することで障害が発生すると言われています。

発症原因は老化や生活習慣によるもの

発症原因は老化や生活習慣によるもの

この病気は50歳以上の男性に発症することが多いと言われており、高齢化が進む日本では患者数がさらに増加するのではないかと予測されています。また、「喫煙者」「肥満」などに該当する方は発症率が高いという結果が出ているため、生活習慣病の1つにもなっているようです。

ちなみに、海外では失明原因となる眼疾患の中でも第1位となっていて、高齢化が進む日本では第4位の眼疾患となっています。黄斑は細かいものを目で見る際に重要となる組織なので、障害が発生することで視界不良や視力低下、最悪の場合は失明する恐れがあります。

加齢黄斑変性症の症状とは?

黄斑が変形してしまうと細かいものを見づらくなってしまうため、以下のような症状が発症すると言われています。

  • グニャグニャとものが歪んで見える
  • 視野の中心部が暗く見える
  • 視野が欠けて見える
  • 視力が低下してしまう

発症したばかりの状態では歪んで見えたり視界が欠けて見えたりすることが多いようですが、障害が進行することで視力低下を招くと言われています。ちなみに、視力低下が発症した場合は徐々に進行していくケースがほとんどですが、新生血管から出血した場合は突然視力が低下してしまいます。

さらに、その状態が悪化すると視覚だけでなく色覚にも異常が現れるため、見ている物の本来の色を認識することができなくなります。こうした滲出型の疾患は進行速度が速く重症になりやすいので、見え方に異常がある場合や突然現れた場合には注意が必要です。

発症した場合の治療法

加齢黄斑変性症には2種類あることをお伝えしましたが、萎縮型に関する治療法は現時点では存在しておりません。一方、滲出型に関しては薬物療法をはじめ、光線力学的療法やレーザー治療、手術などを行うといった治療法があると言われています。

薬物療法では、出血しやすい新生血管の活動を抑制するため、眼球に直接「VFGF」と呼ばれる薬を3回に分けて注射を行います。現在ではこの知慮法が第一選択として選ばれているようです。

光線力学的療法では、まず光感受性物質と呼ばれる点眼薬を投与し、患部へとレーザーを照射するといった治療を行います。治療後は定期健診が行われ、網膜や新生血管の状態を診ながら注射を行い、しばらくは強い光を目にしないよう注意が必要になります。

そしてレーザー治療では、黄斑の中心から離れた位置に新生血管ができている場合に使用される治療となっています。血管にレーザーを照射することで固めてから破壊するため、黄斑の近くに新生血管ができている場合は視力低下を招く恐れがあるためこの治療法は使用されません。

手術を行う場合は、黄斑の移動や新生血管の除去といった外科手術を行います。これまでに術後の合併症が現れたという事例は挙がっていないので、安全に手術を受けることが可能となっています。

発症を予防できる効果的な方法

視力低下だけでなく失明の恐れもある加齢黄斑性症ですが、目の健康を維持するいくつかの予防法があります。いつまでも健康的な視覚を維持するのであれば、以下でご紹介する方法を実践して続けることが大切です。それでは、どのような方法で予防できるのか、一つひとつ見ていきましょう。

喫煙者は禁煙をすること

喫煙者は発症率が高い可能性があると言われているため、まずは禁煙を始めることが予防の第一歩になるでしょう。とはいえ、一度煙草を吸い始めるとなかなかやめられないという人がほとんどです。そのため、どうしても一人で禁煙ができなければ、専門的な治療が受けられる禁煙外来を受診することをおすすめします。

外出時はサングラスを使用する

紫外線はさまざまな眼疾患の原因の1つとされています。そのため、外出時にはサングラスを使用して、紫外線による刺激から目を守ることも予防として効果的です。年齢を重ねると白内障や緑内障などの発症率も高くなるので、このような疾患を予防するためにもおすすめです。

バランスの取れた食事を行う

予防にはバランスの取れた食事を行うことも重要なポイントになります。特に、緑黄色野菜や目に良いとされるルテインを含んでいる食材を積極的に摂取すると効果的です。毎日の食生活や食事内容を見直して、食事バランスを整えてみてください。

サプリメントを服用する

最近では目に良いとされる予防効果を持ったサプリメントがたくさん販売されています。そのため、バランスの取れた食事に加えてサプリメントを服用することで、高い予防効果が期待できるでしょう。また、どういったサプリメントを服用するべきか悩んでいる場合は担当医に相談してみてください。

加齢黄斑変性症は視力低下や失明の恐れがある

今回ご紹介した「加齢黄斑変性症」は、徐々に視力が低下する、または急激な視力低下を招く眼疾患です。最悪の場合は失明の恐れもあるため、早期発見が重要となる疾患だと言えるでしょう。そのため、少しでも視覚に異常を感じた場合は、すぐに眼科クリニックを受診して適切な診察を受けてみましょう。

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